ということで、様々な方策を練りながら進めている中華PWKのセッティングですが・・・確かにひとつひとつ前進している感じはするのですが、なんとなく、このまま進めるにせよ、PWK以外の策も考えてみた方が良い気がしてきました。
それは何より中華PWK+セローエンジンのセッティングゾーンの狭さです。夏にはいい感じになったのですが秋の雰囲気が出てきて気温がある程度下がってくると予想通り全体的に薄い症状が出てきました。これも楽しいのですが、もう少しダルい感じで気を使わない関係も目指して行きたいところです。
そこで、ちょうどALIEXPRESSで探してみると(https://ja.aliexpress.com/)
同じく、中華PE28が送料無料で2126円で販売されているのを見つけてしまいました。中華PWKの事を調べていて判ったのですが、中華PE28もセローエンジン用として人気を2分するキャブレターです。しかも同じくこれも2スト用ですがある程度セッティング出しが容易で外気影響も少なそうな情報がありました。
ということで早速中華PE28を購入して中華PWKのセッティングと合わせて進めてみます。
中華PE28ですが特徴は
①中華PWKとスロージェットとメインジェット(丸型)は共用できそう
➁スライドバルブは円筒形
③ニードルは仕様不明(国産PE28はPWKより太いニードルがラインナップされている)
④どーやら国産PE28とはニードルジェット形状が違うみたい
といったところみたいです。
2~3週間ほどで到着したキャブレターを早速分解してみると予想通りスロージェットとメインジェット(丸型)は同じ部品でした。オリジナルはスロー#42、メイン#152が付いていたのでメインだけ#115に取り換えておきます。
あと衝撃の結果は、このニードルです!
なんじゃこりゃ!
ニードルにクリップが固定されています。初めて見ました(どーやら国産車でも負圧式キャブには採用されているニードル形状らしいですが)。それでもセッティングしようとするとどーしたらよいのやら?負圧式キャブレターではあまり調整の必要はないのかも知れませんが、スライドバルブ式キャブには少し難しいのではないかと思います。
しかも刻印はJ6ZGという意味不明な刻印。サイズ不明です。実測してみるとストレート部でΦ2.475でPWK最大サイズより太いです。ニードル長はPWKの最下段クリップと同じ長さですね。
とりあえず実機に装着してテストしてみます。
エンジン始動してみると、びっくりするくらいアイドリングが安定しています。回転の変動もなく、勘ですが900回転くらいで10分間以上回転しています。長い信号待ちでは回転が落ち込んでしまう中華PWKに比べると雲泥の差があります。
なんか良さそうな雰囲気でこのまま走れそうな予感がしましたが、やはり!
このままではアクセルを開けても回転が上がりません。明らかに混合気が濃い状態です。スロージェットは#42→#38に変えましたが現状より太いニードルを導入してガソリンを絞っていきたいところです。国産のデイトナ製1200円位のニードルを購入して(Φ2.465~2.525がラインナップされている)セッティングを進めたいところですがPWK地獄に続いて中華PE沼にはまることになります。それにもったいないし・・・
ニードルジェット側を小さくできたらいいんだけど・・・と考えたところでひらめきました!
中華PWKのニードルとニードルジェットを丸ごと移植したらどうだろう・・!
低速域でニードル付近のガソリン流量はニードルとニードルジェットの隙間サイズで管理されています。ならばセットで移植すれば問題ないはず!
ということで中華PWKから早速外して、中華PWKニードルジェット+ニードルN68G(Φ2.435)にしてみると、なんとジャストミート!一気にまともな好青年的なエンジンに生まれ変わりました。勢いで約20km程度の走行にトライしてみるとエンストもなく無事走れます。この3年くらい中華PWKと格闘していましたが、こんなに簡単に解決するとは・・びっくりしました。
但し中華PWKニードルジェット+ニードルN68Gに変えた結果アイドリングが少し不安定になりました。
結果としてはこんな感じ
止まるほどでは無いのですが、スロージェットも#38で薄めのセッティングだし問題無さそうなのに何故アイドリングが不安定になるのか?
ひょっとしたら・・と思って、この中華PWKニードルジェットと中華PE28ニードルジェットを比較してみると
右が中華PE28用、左が中華PWK28用ニードルジェットです
中華PWKニードルジェットのブリード穴:4穴×2列=8個
中華PE28ニードルジェットのブリード穴:3穴×2列+2穴×2列=10個
と中華 PWK 28の方が少ないブリード穴です。
走行フィーリングはPWKに比べるとレスポンスは劣りますがパワーは遜色ない印象です。レスポンスの良さは気持ちよさにつながるので重要ですが、まだセッティングの余地もあるし・・
ひょっとして中華PWKニードルジェットのブリード穴を10個に増やすと中華PWKでもアイドリング安定するのかな?と思ったりしますがそれは別の機会に検証してみます。
現在のセッティングはこんな感じです